脳卒中、認知症のリスクが3倍に!ダイエット飲料のリスクに注目


ダイエットの大敵、【糖】

ダイエットのため、健康のため、糖をなるべくとらないように気を付けている読者の方も多いのではないでしょうか。

それでもどうしても甘いものが飲みたくなることだってありますよね。

そんな時つい手が伸びるのが【ダイエット】【糖質オフ】【低カロリー】の表示がある飲み物ではないでしょうか。

このような飲み物にはたいていアステルパーム、アセスルファムK、スクラロース等の人工甘味料が使用されています。

人口甘味料は砂糖よりも甘く、カロリーが少ないため、糖質を抑えて甘味を強くするために多用されています。

美味しくてカロリーが少ないなんて素晴らしいと思うのですが、近年人工甘味料の持つリスクが注目されています。


最新研究で分かった人工甘味料のリスクとは

人工甘味料入り飲料を1日1杯飲んでいると、週1回未満の人に比べて【脳卒中】や【認知症】の発症リスクが約3倍になるという研究結果が話題を集めています。

米ボストン大学医学部神経学部、Matthew Pase氏らの研究をご紹介します。

この研究チームは10年間もの追跡調査を行い、45歳過ぎの2888人から【脳卒中】の発症データを。

60歳以上の1484人から【認知症】の発症データを収集しました。

これらの対象を、年齢・性別・学歴・食事量なども考慮に入れて分析した結果、ダイエット飲料を全く飲まない。または週1回未満の人と比べ、1日1杯以上飲む人では脳梗塞のリスクが2.96倍、アルツハイマー病のリスクが2.89倍になることを発見したとのことです。


この研究だけをもって人工甘味料は危険であると断定することはできません。

しかし、過去の研究でもダイエット飲料は体重増加や血管疾患、腸内環境の悪化などを招くという報告もあり、人工甘味料を使用した飲み物のリスクに注意するべきであることは変わりません。

砂糖や糖質に対する意識が高まるのはよいことですが、砂糖を使った飲料を低カロリーな人工甘味料に置き換えれば大丈夫ということではなく、【甘味】そのものに注意を向ける必要があります。